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可溶性IL-2受容体(可溶性インターロイキン-2レセプター)
soluble interleukin-2 receptor
分類 | 免疫血清学的検査 - その他 |
検査コード | 0189-000000 |
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JLAC10 | 5J095-0000-023-023-01 |
検体量 | 血清 0.2mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 3~7 |
検査方法 | EIA法 | 基準値 |
122~496
U/mL |
実施料 | 438点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅱ)(144点) |
保険収載名 | 可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R) |
検体取扱・備考
参考資料
臨床的意義
・インターロイキン2(IL-2)は、T細胞、B細胞、NK細胞などの細胞表面に存在するIL-2受容体と結合し、細胞内へシグナルが伝達されることで、T細胞、B細胞、NK細胞,単球,マクロファージなどを分化・増殖させる働きを持っています。
・細胞表面から遊離した可溶性インターロイキン-2α鎖を可溶性インターロイキン2受容体と呼びます。
・可溶性インターロイキン2受容体は、成人T細胞白血病、ヒトT細胞性リンパ性白血病、T細胞性悪性リンパ腫や、HIV感染、膠原病などで高値を示します。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:成人T細胞白血病、悪性リンパ腫、毛様細胞性白血病、ホジキン病、多発性骨髄腫、急性および慢性白血病、慢性骨髄性白血病の急性期、膠原病、自己免疫性疾患、川崎病など
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし
保険点数
注 釈 | 可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R)は、非ホジキンリンパ腫、ATL又はメトトレキサート使用中のリンパ増殖性疾患の診断の目的で測定した場合のみ算定できる。 また、非ホジキンリンパ腫又はATLであることが既に確定診断された患者に対して、経過観察のために測定した場合は、悪性腫瘍特異物質治療管理料の「ロ」により算定する。 |
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包括など | 生化学的検査(II)〔腫瘍マーカー〕包括 |
管理料,他 | 悪性腫瘍特異物質治療管理料 |