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アポリポ蛋白 AI

apolipoprotein fraction A-I 

分類 生化学的検査 - 脂質関連検査

検査コード 1200-000000
JLAC10 3F180-0000-023-061-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 TIA法  基準値 男:119~155
女:126~165    
mg/dL
実施料 31点(1項目31点、2項目62点、3項目以上94点) 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 アポリポ蛋白 イ 1項目の場合、ロ 2項目の場合、ハ 3項目以上の場合 

臨床的意義

・アポリポ蛋白はリポ蛋白の主要な構成蛋白の総称です。
・血中の脂質は主にコレステロール、中性脂肪、リン脂質などからなりますが、これらは単独では水に不溶性で、血中ではアポリポ蛋白と結合して、リポ蛋白の形で溶存しています。
・健常人のリポ蛋白は、主として、VLDL、LDLとHDLの3種類です。アポリポ蛋白の各リポ蛋白への分布はそれぞれで異なっています。
・アポリポ蛋白AⅠ、AⅡはHDLに多く、末梢から肝臓にコレステロールを転送する働きを持っています。
・アポリポ蛋白AⅠは、抗動脈硬化因子とされています。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:高HDL血症、Ⅳ型高脂血症、CETP欠損症
・異常低値:低HDL血症、Tangier 病、アポAⅠ欠損症、魚眼症、L-CAT欠損症、急性肝炎、慢性肝炎、閉塞性黄疸、糖尿病性腎症

検査値に影響を及ぼす要因

・食事の影響を受ける

保険点数

注 釈 アポリポ蛋白は、AⅠ、AⅡ、B、CⅡ、CⅢ及びEのうち、測定した項目数に応じて、所定点数を算定する。
(イ 1項目の場合:31点、ロ 2項目の場合:62点、ハ 3項目以上の場合:94点)