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α-フェトプロティン定量(AFP)

alpha-fetoprotein, quantitative 

分類 腫瘍関連検査 - 腫瘍関連検査

検査コード 1248-000000
JLAC10 5D015-0000-023-051-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 CLIA法  基準値 10.0 以下    
ng/mL
実施料 98点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 α-フェトプロテイン(AFP) 

検体取扱・備考

 

参考資料

臨床的意義

・α-フェトプロテイン(AFP)は、590個のアミノ酸からなる、分子量約6.8万の糖蛋白です。
・AFPは、肝細胞癌、肝芽腫、転移性肝癌や卵黄嚢腫瘍患者の血清中で増加するため、主にこれらの疾患の診断や治療効果のモニターおよび再発の指標に利用されています。

異常値を示す主な疾患・状態

・成人の肝疾患:肝細胞癌、慢性肝炎、肝硬変、急性肝炎、劇症肝炎の回復期
・小児肝胆道系疾患:肝芽腫、乳児肝炎、先天性胆道閉鎖症
・胚細胞腫瘍:卵黄嚢腫瘍、胎児性癌、充実せい奇形腫
・転移性肝癌:胃癌、膵癌、胆道癌、大腸癌、肺癌、腎癌
・先天性代謝異常:チロシン血症、ataxiatelangia ectasia、水頭症、ヘモクロマトーシス

検査値に影響を及ぼす要因

・妊娠3ヶ月以降、乳児生後250~300日で高値傾向

保険点数

注 釈 悪性腫瘍の診断が確定した場合であっても、次に掲げる場合においては、悪性腫瘍特異物質治療管理料とは別に腫瘍マーカーの検査料を算定できる。
肝硬変、HBs抗原陽性の慢性肝炎又はHCV抗体陽性の慢性肝炎の患者について、α-フェトプロテイン(AFP)、PIVKA-II半定量又は定量を行った場合。(月1回に限る)

包括など 生化学的検査(II)〔腫瘍マーカー〕包括    
管理料,他 悪性腫瘍特異物質治療管理料