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SCC抗原(扁平上皮癌関連抗原)

squamous cell carcinoma associated antigen 

分類 腫瘍関連検査 - 腫瘍関連検査

検査コード 1255-000000
JLAC10 5D300-0000-023-053-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 2.5 以下    
ng/mL
実施料 101点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 扁平上皮癌関連抗原(SCC抗原) 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
唾液・フケ・皮膚などの混入により高値傾向を示しますのでご注意ください。
(採血時の頻回の穿刺は、皮膚や組織の混入の原因となりますので避けてください。) 

ビオチンを1日5mg以上投与している患者からの採血は、投与後少なくとも8時間以上経過してから実施してください。

参考資料

臨床的意義

・SCC抗原は、特に扁平上皮癌において、血清中に高値に示す癌関連抗原です。
・正常者の血中にもわずかに存在しますが、正常扁平上皮組織と扁平上皮癌組織のSCC抗原産生能には明らかな相違が見られます。
・子宮頸部、肺、頭頸部、食道などの扁平上皮癌患者の血清中に高濃度に存在します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:子宮頸部癌(51%)、肺癌(62%)、頭頸部癌(34%)、食道癌(30%)、皮膚癌(80%)

検査値に影響を及ぼす要因

・採血時の頻回の穿刺、唾液、フケの混入により高値傾向

保険点数