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CA15-3

cancer antigen 15-3 

分類 腫瘍関連検査 - 腫瘍関連検査

検査コード 1257-000000
JLAC10 5D120-0000-023-053-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 25 以下    
U/mL
実施料 112点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 CA15-3 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
ビオチンを1日5mg以上投与している患者からの採血は、投与後少なくとも8時間以上経過してから実施してください。

参考資料

臨床的意義

・CA15-3 は、乳癌の代表的腫瘍マーカーですが、原発性乳癌よりも転移性乳癌での陽性率が高く、進行性乳癌での陽性率の高いで、再発の予知や治療効果の判定におけるモニターとしての臨床的評価が高いです。
・乳癌以外での悪性腫瘍での陽性率は肺癌、膵癌、胃癌、腎癌、子宮癌などで20%前後、卵巣癌で40%前後とされています。
・再発乳癌は肝と骨への転移が多くみられるため、CA15-3、CEA、NCC-ST-439の組み合わせによる継続測定が有効です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:進行乳癌(Ⅲ期19%、Ⅳ期38%)、再発乳癌(54%)

検査値に影響を及ぼす要因

・乳腺良性疾患で稀に陽性。
・子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの婦人科疾患、肝機能障害で陽性になる場合がある。

保険点数

注 釈 シアリルLeX抗原(CSLEX)とCA15-3を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。
包括など 生化学的検査(II)〔腫瘍マーカー〕包括    
管理料,他 悪性腫瘍特異物質治療管理料