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HTLV-I抗体(ATLA) 【CLIA法】
human T cell leukemia virus type I antibody
分類 | 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査(ウイルス) |
検査コード | 1494-000000 |
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JLAC10 | 5F450-1430-023-051-11 |
検体量 | 血清 0.5mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 1~4 |
検査方法 | CLIA法 | 基準値 | S/CO 1.00 未満 陰性 |
実施料 | 159点 | 判断料 | 免疫学的検査(144点) |
保険収載名 | HTLV-Ⅰ抗体 |
臨床的意義
・成人T細胞白血病の原因ウイルスであるHTLV-Ⅰの抗体価を測定する検査です。
・HTLV-Ⅰ抗体には、PA法、CLIA法、ラインブロット法(LIA法)があり、PA法とCLIA法はスクリーニング検査に、ラインブロット法は確認試験に用いられます。
・HTLV-ⅠキャリアではHTLV-Ⅰ抗体とウイルスが共存しています。
・キャリアからの発症は1000~2000 人に1人と頻度は高くありませんが、キャリアの血液や細胞成分を含む体液は常に感染性があります。
・主な感染経路は、輸血、母子感染、性感染です。
・したがって、輸血の供血者や妊婦のHTLV-Ⅰ抗体のスクリーニングは、HTLV-Ⅰの主要な感染経路を遮断する上で極めて意義が大きいです。
異常値を示す主な疾患・状態
HTLV-Ⅰキャリア、成人T細胞白血病(ATL)、HTLV-Ⅰ関連ミエロパシー(HAM)