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フィブリノーゲン
fibrinogen
分類 | 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査 |
検査コード | 1986-000000 |
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JLAC10 | 2B100-0000-022-311-01 |
検体量 | 血漿 0.3mL | 採取容器 | C |
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保存条件 | 凍結 | 所要日数 | 1~3 |
検査方法 | トロンビン時間法 | 基準値 |
200~400
mg/dL |
実施料 | 23点 | 判断料 | 血液学的検査(125点) |
保険収載名 | フィブリノゲン定量 |
検体取扱・備考
[検体取扱い上の注意]
採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。
臨床的意義
・フィブリノーゲンは、凝固第Ⅰ因子とも呼ばれ、共通系凝固因子の一つであり、血液凝固の最終段階でトロンビンによりフィブリンに転換し凝固血栓を作るという止血機構の中心的な役割を担っています。
・血小板糖蛋白を介する血小板の凝集反応、創傷の治癒機転にも関与しています。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:感染症、悪性腫瘍、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、ネフローゼ症候群、膠原病、手術後、フィブリノーゲンを含む血漿製剤の投与、ヘパリン投与中止後・異常低値:
先天的減少:無(低)フィブリノーゲン血症、一部の異常フィブリノーゲン血症
後天的減少:
①消費亢進:播種性血管内凝固症候群(DIC)、巨大血栓症、大量出血、蛇毒
②線溶亢進:ショック(感電)、血栓溶解療法
③産生低下:重症肝障害、L-アスパラギナーゼ投与
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし