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アンチトロンビン活性(AT)

antithrombin (AT) 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 1993-000000
JLAC10 2B200-0000-022-315-01 
検体量 血漿 0.3mL  採取容器 C
保存条件 凍結  所要日数 1~3 
検査方法 発色性合成基質法  基準値 80~130    
実施料 70点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 アンチトロンビン活性 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・アンチトロンビンⅢは血液凝固・線溶検査の一つです。
・凝固阻止因子の代表的なものであり、分子量約5.8万で、肝で合成される1本鎖の糖蛋白です。
・作用は、活性化凝固因子(トロンビン、ⅩⅡa、ⅩⅠa、Ⅹa、Ⅸa)との不可逆的結合により、それらを失活させます。特にトロンビン、Ⅹaに対する作用は重要です。

異常値を示す主な疾患・状態

先天性アンチトロンビンⅢ欠乏症・異常症、DIC、重症肝障害