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凝固第ⅩⅡ因子活性 

coagulation facter XII 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 2004-000000
JLAC10 2B430-0000-022-311-31 
検体量 血漿 0.3mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~8 
検査方法 ヒト欠乏血漿による補正法(凝固一段法)  基準値 36.0~152.0    
実施料 223点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 凝固因子(第Ⅱ因子,第Ⅴ因子,第Ⅶ因子,第Ⅷ因子,第Ⅸ因子,第Ⅹ因子,第ⅩⅠ因子,第ⅩⅡ因子,第ⅩⅢ因子) 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・凝固第ⅩⅡ因子は、肝臓で合成される内因系凝固因子の一つで、発見者の名前にちなんでHageman 因子とも呼ばれます。
・血液が陰性荷電の異物表面と接触すると、凝固第ⅩⅡ因子は最初に活性化され、次の第ⅩⅠ因子を活性化します。
・線溶系活性化、キニン生成、補体活性化などの引き金となり、広く生体防御反応に関与しています。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:妊娠、経口避妊薬内服、デスモプレシン投与、運動負荷
・異常低値:先天性(先天性第ⅩⅡ因子欠乏症)、後天性(重症肝実質障害(肝硬変など)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、新生児、ネフローゼ症候群)

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数