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トータルPAI-1(t-PA・PAI-1複合体)

total plasminogen activator inhibitor 1 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 2025-000000
JLAC10 2B340-0000-022-062-01 
検体量 血漿 0.3mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~6 
検査方法 ラテックス凝集法  基準値 50 以下    
ng/mL
実施料 240点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 tPA・PAI-1複合体 

検体取扱・備考

トータルPAI-1(tPA・PAI-1複合体、活性型PAI-1、潜在型PAI-1)を測定します。

[検体取扱い上の注意]
採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・血栓形成による虚血性刺激やトロンビンなどの刺激で、血管内皮細胞より血中に分泌される、線溶の中心的役割を果たすプラスミンを生成する重要な酵素です。
・血栓傾向にある疾患や、血管の損傷などで高値を示します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:播種性血管内凝固症候群(DIC:特に多臓器不全合併症例)、各種動静脈血栓症(深部静脈血栓症、急性心筋梗塞など)、外傷、ショック、手術侵襲など

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数