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ヘモグロビンF(HbF)

hemoglobin F (F=fetal=胎児) 

分類 血液学的検査 - その他

検査コード 2040-000000
JLAC10 2C010-0000-019-204-02 
検体量 全血 2.0mL  採取容器 F
保存条件 冷蔵  所要日数 1~4 
検査方法 HPLC法  基準値 1.2 以下    
実施料 60点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 ヘモグロビンF(HbF) 

臨床的意義

・ヘモグロビンFは、正常のヘモグロビンであるヘモグロビンAの中の一つで、胎生期のヘモグロビンの大半を占めています。
・出生後、HbAの合成が増加するのに伴って、HbFの合成は減少し、生後6ヶ月から1年後には全体の約1%以下になります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:サラセミア症候群、β鎖異常の不安定ヘモグロビン症、遺伝性高HbF血症などの先天性疾患、悪性貧血、再生不良性貧血、白血病、骨髄異形成症候群、発作性夜間血色素尿症、骨髄線維症、多血症、甲状腺機能亢進症など
・異常低値:γ-サラセミアのホモ接合体(出生時)

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし