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骨髄像 特殊染色:鉄染色

stain for iron, myelogram 

分類 血液学的検査 - 末梢血液像・骨髄像特殊染色

検査コード 2237-000000
JLAC10 2A240-0000-049-541-49 
検体量 未固定標本 2~3枚  採取容器 R
保存条件 常温  所要日数 3~11 
検査方法 ベルリン青染色法  基準値    
実施料 60点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 骨髄像 特殊染色加算 

検体取扱・備考

[出検時の注意]
新鮮血にて標本作製(風乾)。
標本は冷蔵不可。

診断書付きの場合、所要日数は1~3週間を要します。(検査コード:1954)

参考資料

臨床的意義

・非ヘモグロビン鉄を細胞化学的に検出します。
・非ヘモグロビン鉄は、ヘモグロビン含有鉄以外の鉄のことで、フェリチン、ヘモジデリンなどの貯蔵鉄がこれに相当します。
・鉄代謝異常を知るうえで有用な検査で、赤芽球のヘモグロビン合成能を推定します。
・環状赤芽球の証明は、鉄芽球性貧血や骨髄異形成症候群の診断に有用です。

異常値を示す主な疾患・状態

・鉄芽球・鉄赤血球の増加:溶血性貧血、再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、ヘモクロマトーシス
・環状鉄芽球の出現と増加:鉄芽球性貧血、ピリドキシン欠乏症、鉛中毒
・鉄赤血球の増加:摘脾後
・赤芽球の減少:鉄欠乏性貧血

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 骨髄像と特殊染色を併せて行った場合は、特殊染色加算として、特殊染色ごとにそれぞれ60点を所定点数に加算する。