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T4(サイロキシン)

thyroxine 

分類 内分泌学的検査 - 甲状腺機能検査

検査コード 2394-000000
JLAC10 4B030-0000-023-053-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 6.10~12.40    
μg/dL
実施料 105点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 サイロキシン(T4) 

臨床的意義

・T4は、甲状腺でT3とともに合成され、血中に分泌されてほとんどが甲状腺ホルモン結合蛋白に結合しており、活性を示すのは残りのわずかなFreeT4です。
・血中のT4の85%は末梢組織で代謝され、T3に転換されます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:甲状腺機能亢進症(Basedow 病、Plummer 病、TSH産生腫瘍)、破壊性甲状腺炎(亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、出産後一過性甲状腺中毒症、急性化膿性甲状腺炎)、甲状腺ホルモン結合蛋白の異常(TBG増加症、妊娠、エストロゲン剤(経口避妊薬など)服用、家族性異常アルブミン血症)、甲状腺ホルモン不応症(Refetoff 症候群)
・異常低値:甲状腺機能低下症(橋本病、特発性粘液腺腫、続発性甲状腺機能低下症(下垂体性、視床下部性))、甲状腺ホルモン結合蛋白の異常(TBG減少(欠損)、ネフローゼ症候群、肝硬変、アンドロゲン服用、蛋白同化ホルモン剤服用)

検査値に影響を及ぼす要因

・薬物の服用(甲状腺ホルモン剤、ヨード剤、抗てんかん薬など)の影響を受ける
・測定方法によっては、抗T4自己抗体や抗マウス抗体の影響を受ける

保険点数