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Free T3(遊離トリヨードサイロニン)

free triiodothyronine 

分類 内分泌学的検査 - 甲状腺機能検査

検査コード 2395-000000
JLAC10 4B015-0000-023-053-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 2.10~4.20    
pg/mL
実施料 121点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 遊離トリヨードサイロニン(FT3) 

検体取扱・備考

[出検時の注意]
負荷試験の場合は、検査依頼書に負荷時間を明記してください。

参考資料

臨床的意義

・FreeT3は、甲状腺ホルモン作用を発揮する活性型ホルモンで、総T3の約0.3%を占めます。
・血中T3の約80%は末梢組織においてT4から転換されて生成するので、甲状腺機能だけでなく、末梢T4代謝の指標となります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:甲状腺機能亢進症(Basedow 病、Plummer 病、TSH産生腫瘍)、破壊性甲状腺炎(亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、出産後一過性甲状腺中毒症、急性化膿性甲状腺炎)、甲状腺ホルモン不応症(Refetoff 症候群)
・異常低値:甲状腺機能低下症(橋本病、特発性粘液腺腫、続発性甲状腺機能低下症(下垂体性、視床下部性))、T4からT3への転換の障害(低T3症候群、栄養不良、重症消耗性疾患、神経性食欲不振症)

検査値に影響を及ぼす要因

・薬物の服用(甲状腺ホルモン剤、ヨード剤など)の影響を受ける
・測定方法によっては、抗T3自己抗体や抗マウス抗体の影響を受ける
・低アルブミン血症

保険点数