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インスリン(IRI)

insulin 

分類 内分泌学的検査 - 膵・消化管機能検査

検査コード 2409-000000
JLAC10 4G010-0000-023-051-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~4 
検査方法 CLIA法  基準値 (空腹時負荷前)
2.7~10.4    
μU/mL
実施料 100点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 インスリン(IRI) 

検体取扱・備考

[出検時の注意]
負荷試験の場合は、検査依頼書に負荷時間を明記してください。

溶血により低値傾向を示します。

臨床的意義

・インスリンは、血糖値を低下させる作用を持つ唯一のホルモンです。
・膵のランゲルハンス島のβ細胞から分泌され、肝ではグルコースからグリコーゲン合成を促進し、筋肉、脂肪組織ではグルコースの取り込みを促進します。
・インスリンの欠乏や欠如、インスリン作用に対する末梢組織の抵抗性は、糖尿病を引き起こします。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:肥満型糖尿病、インスリノーマ、インスリン自己抗体症候群、インスリン抗体、インスリン抵抗性因子(Cushing症候群、成長ホルモン過剰)、インスリン受容体異常症、肝硬変、腎不全
・異常低値:1 型糖尿病、重症型糖尿病、膵摘術後、飢餓状態

検査値に影響を及ぼす要因

・食事の影響を受ける
・溶血の影響を受ける
・インスリン注射を受けている患者では、本検査で内因性インスリンの評価はできない

保険点数

包括など 糖負荷試験