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アルドステロン(ALD) 尿

aldosteron, urine 

分類

検査コード 2554-000000
JLAC10 4D115-0000-004-052-01 
検体量 蓄尿 1.0mL  採取容器 U1
保存条件 必凍  所要日数 4~8 
検査方法 CLEIA法  基準値 1.0~19.3    
μg/day
実施料 122点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 アルドステロン 

検体取扱・備考

[出検時の注意]
検査依頼書に24時間尿量を明記してください。

臨床的意義

・アルドステロンは、副腎皮質で産生・分泌される強力な鉱質コルチコイドです。
・血圧調節、電解質、体液の恒常性維持に重要な役割を果たしています。
・アルドステロンの主要な分泌調節因子はレニン・アンジオテンシン系やACTH、K濃度です。
・血中のアルドステロン濃度はレニン・アンジオテンシン系の異常によって変動する場合があるため、レニンを同時測定することが望ましいです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:原発性アルドステロン症、特発性アルドステロン症、糖質コルチコイド反応性アルドステロン症、腎血管性高血圧症、悪性高血圧症、腎実質性高血圧症、褐色細胞腫、レニン産生腫瘍、Bartter 症候群、Gitelman 症候群、脱水、低食塩食、利尿薬、肝硬変、ネフローゼ症候群、慢性心不全、妊娠、経口避妊薬
・異常低値:低レニン性選択的低アルドステロン症(糖尿病腎症、間質性腎炎、腎盂腎炎など)、原発性選択的低アルドステロン症、高食塩食、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬、Liddle 症候群、Addison 病、偽性アルドステロン症(甘草を成分とする漢方薬、グリチルリチン製剤など)、AME症候群、DOC産生腫瘍、先天性副腎酵素欠損症(11β-水酸化酵素欠損症、17α-水酸化酵素欠損症など)

検査値に影響を及ぼす要因

・加齢で低下傾向
・日内変動あり:早朝に高値、深夜に低値を示す

保険点数