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HIT抗体(血小板第4因子・ヘパリン複合体抗体)

heparin-induced thrombopenia antibody 

分類 免疫血清学的検査 - 自己免疫関連検査

検査コード 7894-000000
JLAC10 5G530-0000-022-062-01 
検体量 血漿 0.5mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~8 
検査方法 ラテックス凝集法  基準値 1.0 未満    
U/mL
実施料 390点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体(IgG、IgM及びIgA抗体) 

検体取扱・備考

[留意事項]
・他の項目との重複依頼は避けてください。
・採血後、速やかに血漿分離し凍結保存してください。
・HIT抗体(IgG、IgM、IgA)を測定していますが、グロブリンクラス別の報告ではありません。

臨床的意義

・ヘパリンは汎用されている抗凝固剤ですが、その副作用によって0.5~5%の頻度でヘパリン起因性血小板減少症(Heparin-induced thrombocytopenia:HIT)を引き起こすことがあります。投与されたヘパリンと血小板第4 因子(PF4)が血液中で複合体を形成する場合があり、この複合体に対する抗体(HIT 抗体)が産生されることで血小板減少とともに血栓塞栓症を引き起こします。
・HITの診断は、スコアリングを用いた臨床診断と血小板機能検査等を組み合わせ総合的に評価することが重要ですが、本項目を併せることにより、より正確にHITの診断が可能になると期待されています。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常値:ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 ア 血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体(IgG抗体)、血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体(IgG、IgM及びIgA抗体)及び血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体定性は、ヘパリン起因性血小板減少症の診断を目的として行った場合に算定する。

イ 一連の検査で、血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体(IgG抗体)、血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体(IgG、IgM及びIgA抗体)及び血小板第4因子-ヘパリン複合体抗体定性を測定した場合は、主たるもののみ算定する。