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直接ビリルビン(D-Bil)

billirubin, cojugated 

分類 生化学的検査 - 生体色素関連検査

検査コード 0004-000000
JLAC10 3J015-0000-023-271-01 
検体量 血清 0.6mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~2 
検査方法 バナジン酸酸化法  基準値 0.4 以下    
mg/dL
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 直接ビリルビン又は抱合型ビリルビン 

臨床的意義

・ ビリルビンは主に、役目を終えたり、傷ついた赤血球のヘモグロビンが処理されて生成される黄色の生体色素で、直接ビリルビンと間接ビリルビン(I-Bil)に分けられます。
・ 総ビリルビンの上昇を認めた場合は、まず直接ビリルビン優位か、間接ビリルビン(=「総ビリルビン」-「直接ビリルビン」)優位かを判定したのち、肝胆道疾患の診断、経過観察、重症度や予後の判定および黄疸の鑑別を行います。

異常値を示す主な疾患・状態

・直接ビリルビン優位の高値異常:肝胆道疾患、閉塞性黄疸、体質性黄疸(Dubin-Johnson 症候群、Rotor 症候群)
・間接ビリルビン優位の高値異常:新生児黄疸、シャント高ビリルビン血症、溶血性貧血、体質性黄疸(Gilbert 症候群、Crigler-Najjar 症候群)

検査値に影響を及ぼす要因

・直接ビリルビン・間接ビリルビン:エストロゲン、経口避妊薬、リファンピシン(抗生物質)服用により高値傾向
副腎皮質ホルモン、フェノバルビタール(抗てんかん薬)服用、光(検体は要遮光)により低値傾向

保険点数