臨床検査項目の検索結果

LD IFCC (乳酸脱水素酵素)

lactate dehydorogenase 

分類 生化学的検査 - 酵素活性検査

検査コード 0075-000000
JLAC10 3B050-0000-023-279-01 
検体量 血清 0.6mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~2 
検査方法 IFCC標準化対応法  基準値 124~222    
U/L
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 乳酸デヒドロゲナーゼ(LD) 

検体取扱・備考

溶血により高値傾向を示します。

IFCC法はLDアイソザイム5型優位の場合、低値傾向を示します。

臨床的意義

・LDは、生体系のほとんど全ての組織に存在します。H型(Heart:心臓型)とM型(Muscle:筋肉型)の2種類のサブユニットからなります。
・ 5種類のアイソザイム(LDH1(H4)、LDH2(H3M1)、LDH3(H2M2)、LDH4(H1M3)、LDH5(M4))が存在します。これらアイソザイムの割合は、各組織で特異的なパターンを示します。
・LDは逸脱酵素であるので、LD活性のみでなく、そのアイソザイム分画を分析することは、障害臓器推定という点で臨床的に意味の深いことです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:急性心筋梗塞、うっ血性心不全、肺梗塞、悪性貧血、白血病、溶血性貧血、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、悪性腫瘍、横紋筋壊死

検査値に影響を及ぼす要因

高値傾向:検体の未遠心保存・溶血

保険点数