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LDアイソザイム
lactate dehydorogenase isoenzymes
分類 | 生化学的検査 - 酵素活性検査 |
検査コード | 0194-000000 |
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JLAC10 | 3B055-0000-023-233-49 |
検体量 | 血清 0.3mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 常温 | 所要日数 | 2~4 |
検査方法 | アガロ-ス膜電気泳動法 | 基準値 |
LD1:20.0~31.0 LD2:28.8~37.0 LD3:21.5~27.6 LD4: 6.3~12.4 LD5: 5.4~13.2 % |
実施料 | 48点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅰ)(144点) |
保険収載名 | LDアイソザイム |
検体取扱・備考
溶血によりLD1、2が高値傾向を示します。
臨床的意義
・LDは、生体系のほとんど全ての組織に存在します。H型(Heart:心臓型)とM型(Muscle:筋肉型)の2種類のサブユニットからなります。
・5種類のアイソザイム(LD1(H4)、LD2(H3M1)、LD3(H2M2)、LD4(H1M3)、LD5(M4))が存在します。これらアイソザイムの割合は、各組織で特異的なパターンを示します。
・LDは逸脱酵素であるので、LD活性のみでなく、そのアイソザイム分画を分析することは、障害臓器推定という点で臨床的に意味の深いことです。
異常値を示す主な疾患・状態
・LD1の上昇:悪性貧血
・LD1、LD2の著増:急性心筋梗塞、溶血性貧血
・LD2、LD3の上昇:白血病、筋ジストロフィー
・LD3、LD4、LD5の上昇:悪性腫瘍
・LD5の著増:急性肝炎や肝硬変などの肝障害
検査値に影響を及ぼす要因
・高値傾向:検体の未遠心保存・溶血でLD1、LD2が高値傾向