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アミラーゼアイソザイム 血清
amylase isoenzymes, serum
分類 | 生化学的検査 - 酵素活性検査 |
検査コード | 0209-000000 |
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JLAC10 | 3B165-0000-023-233-49 |
検体量 | 血清 0.3mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 2~4 |
検査方法 | アガロース膜電気泳動法 | 基準値 |
S型:36.0~84.3 P型:15.7~64.0 % |
実施料 | 48点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅰ)(144点) |
保険収載名 | アミラーゼアイソザイム |
臨床的意義
・アミラーゼは、でんぷん・グリコーゲンなどの多糖類を加水分解する酵素で、血清中にはP型およびS型の2種類のアイソザイムが存在します。
・P型アミラーゼは膵(Pancreas:膵臓)に多く存在し、膵疾患で上昇します。
・S型アミラーゼは唾液腺(Saliva:唾液)に多く存在し、唾液腺疾患で上昇します。
・アミラーゼは膵、唾液腺疾患で血清中に上昇しますが、その一部が尿中に排泄されます。
・尿中アミラーゼ活性は血清中アミラーゼより膵特異性が高く、比較的持続性の傾向があります。
異常値を示す主な疾患・状態
P型の上昇:急性膵炎、慢性膵炎の急性増悪、膵嚢胞、膵管閉塞(膵石、膵癌など)
S型の上昇:耳下腺炎(ムンプスなど)、唾液腺の化膿性炎症、唾石による唾液腺導管の閉塞、アミラーゼ産生腫瘍
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし