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アミラーゼアイソザイム 尿

amylase isoenzymes, urine 

分類 生化学的検査 - 酵素活性検査

検査コード 0220-000000
JLAC10 3B165-0000-001-233-49 
検体量 尿 0.5mL  採取容器 U1
保存条件 冷蔵  所要日数 2~4 
検査方法 アガロース膜電気泳動法  基準値 S型:17.7~61.3
P型:38.7~82.3    
実施料 48点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 アミラーゼアイソザイム 

臨床的意義

・アミラーゼは、でんぷん・グリコーゲンなどの多糖類を加水分解する酵素で、血清中にはP型およびS型の2種類のアイソザイムが存在します。
・P型アミラーゼは膵(Pancreas:膵臓)に多く存在し、膵疾患で上昇します。
・S型アミラーゼは唾液腺(Saliva:唾液)に多く存在し、唾液腺疾患で上昇します。
・アミラーゼは膵、唾液腺疾患で血清中に上昇しますが、その一部が尿中に排泄されます。
・尿中アミラーゼ活性は血清中アミラーゼより膵特異性が高く、比較的持続性の傾向があります。

異常値を示す主な疾患・状態

P型の上昇:
急性膵炎、慢性膵炎の急性増悪、膵嚢胞、膵管閉塞(膵石、膵癌など)
S型の上昇:
耳下腺炎(ムンプスなど)、唾液腺の化膿性炎症、唾石による唾液腺導管の閉塞、アミラーゼ産生腫瘍

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし