臨床検査項目の検索結果
総コレステロール(TC)
total cholesterol
分類 | 生化学的検査 - 脂質関連検査 |
検査コード | 0261-000000 |
---|---|---|---|
JLAC10 | 3F050-0000-023-271-01 |
検体量 | 血清 0.6mL | 採取容器 | A1 |
---|---|---|---|
保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 1~2 |
検査方法 | 酵素法 | 基準値 |
130~219
mg/dL |
実施料 | 17点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅰ)(144点) |
保険収載名 | 総コレステロール |
臨床的意義
・コレステロールは、生体の主要脂質成分の1つで細胞膜の構成成分として、また副腎皮質ホルモンや性ホルモンなどの各種ステロイドホルモン、および胆汁酸の前駆体として重要です。
・高コレステロール血症は虚血性心疾患や脳血管障害などの動脈硬化性疾患の危険因子として重要ですが、最近は総コレステロールよりもLDLコレステロールが重要視されています。
・血中のコレステロールの70~80%はエステル型として、残りの20~30%は非エステル型(遊離コレステロール)として存在します。両者の和が「総コレステロール」です。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:家族性高コレステロール血症、broad-β病、LPL欠損症、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸、糖尿病、甲状腺機能低下症、動脈硬化症、多発性骨髄腫、アルコール性肝障害
・異常低値:Tangier 病、魚眼病、無β-リポ蛋白血症、L-CAT欠損症、甲状腺機能亢進症、重症肝障害、Addison 病
検査値に影響を及ぼす要因
・溶血、高ビリルビン血清で高値傾向
・エストロゲン製剤やステロイド製剤投与で高値傾向
保険点数
注 釈 | HDL-コレステロール、総コレステロール及びLDL-コレステロールを併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。 |
---|---|
包括など | 生化学的検査(I)〔血液化学検査〕包括 |
管理料,他 | 手術前医学管理料 手術後医学管理料 慢性維持透析患者外来医学管理料 |