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HDLコレステロール
high density lipoprotein cholesterol
| 分類 | 生化学的検査 － 脂質関連検査 |
検査コード | 0269-000000 |
|---|---|---|---|
| JLAC10 | 3F070-0000-023-271-01 |
| 検体量 | 血清 0．6mL | 採取容器 | A1 |
|---|---|---|---|
| 保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 1～2 |
| 検査方法 | 直接法 | 基準値 |
男：40～77 女：40～90 mg／dL |
| 実施料 | 17点 | 判断料 | 生化学的検査（Ⅰ）（144点） |
| 保険収載名 | ＨＤＬ-コレステロール | ||
検体取扱・備考
基準値の下限は動脈硬化性診断基準より引用。
参考資料
臨床的意義
・HDLコレステローは、HDL（高比重リポ蛋白）に含まれるコレステロールのことです。
・HDLには、HDL2とHDL3という亜分画がありコレステロールの含有量が若干異なります。ＨＤＬの亜分画に含まれるコレステロール、すなわち、「HDL2,3コレステロール」のうちHDL2コレステロールが抗動脈硬化性であることが判明しており、これを調べることによって、冠動脈疾患のより詳細な予防因子を把握することができます。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値：家族性αリポ蛋白血症、CETP欠損症、HTGL活性低下、閉塞性肺疾患、原発性胆汁性肝硬変
・異常低値：Tangier 病、L-CAT欠損症、、LPL欠損症、アポA-Ⅰ欠損症、アポA-Ⅰ異常症、アポC-Ⅱ欠損症、魚眼病、脳梗塞、動脈硬化症、慢性腎不全、肝硬変、糖尿病、肥満
検査値に影響を及ぼす要因
・乳び検体で高値傾向
・エストロゲン製剤投与で高値傾向
保険点数
| 注 釈 | HDL-コレステロール、総コレステロール及びLDL-コレステロールを併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。 |
|---|---|
| 包括など | 生化学的検査（Ｉ）〔血液化学検査〕包括 |
| 管理料,他 | 手術前医学管理料 手術後医学管理料 慢性維持透析患者外来医学管理料 |