臨床検査項目の検索結果
全脂質構成脂肪酸分画24分画
total fatty acid fractionation, 24 fractions
分類 | 生化学的検査 - 脂質関連検査 |
検査コード | 0313-000000 |
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JLAC10 | 3F095-0000-023-202-49 |
臨床的意義
・食事中に含まれる脂肪酸は、リノール酸を代表とするω(オメガ)6 系と、α-リノレン酸を代表とするω3 系に大別されます。ω6、ω3 系は必須脂肪酸です。必須脂肪酸欠乏状態においては、リノール酸・アラキドン酸・その他のω6 系が減少し、オレイン酸・エイコサトリエン酸が増量します。このため、エイコサトリエン酸とアラキドン酸の比(T/T比)は必須脂肪酸欠乏の指標となります。
・また、出血性疾患でω3 系、血栓性疾患でω6 系が高値を示し、エイコサペンタエン酸(EPA:ω3 系の1つ)とアラキドン酸(AA:ω6 系の1つ)の比(EPA/AA比)を見ることにより、出血性疾患、血栓症の診断に役立ちます。
異常値を示す主な疾患・状態
・T/T比高値:必須脂肪酸欠乏
・EPA/AA比高値:出血性疾患
・EPA/AA比低値:血栓性疾患
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし