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尿中マイクロトランスフェリン

microtransferrin, urine 

分類 免疫血清学的検査 - 血漿蛋白関連検査

検査コード 0343-000000
JLAC10 5C060-0000-001-062-01 
検体量 尿 1.0mL  採取容器 U1
保存条件 冷蔵  所要日数 3~6 
検査方法 ラテックス凝集法  基準値 0.9 以下    
mg/g・CRE
実施料 98点 判断料 尿・糞便等検査(34点) 
保険収載名 トランスフェリン(尿) 

検体取扱・備考

 

臨床的意義

・トランスフェリンは、糸球体を通過しませんので、通常尿中には検出されません。
・糖尿病性腎症早期のような、糸球体の軽度障害時に尿中に出現します。
・病勢の増悪に伴って排泄量は増加し、治療に反応して減少することから、治療効果判定にも有用です。
・尿アルブミンと同様、糸球体障害時に早期に尿中に出現する蛋白のひとつですが、尿アルブミンと尿中マイクロトランスフェリンの挙動が必ずしも一致せず、どちらか一方が有用である症例が存在します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:糖尿病性腎症、慢性腎不全、ネフローゼ症候群

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 トランスフェリン(尿)、アルブミン定量(尿)及びIV型コラーゲン(尿)は、糖尿病又は糖尿病性早期腎症患者であって微量アルブミン尿を疑うもの(糖尿病性腎症第1期又は第2期のものに限る)に対して行った場合に、3か月に1回に限り算定できる。なお、これらを同時に行った場合は、主たるもののみ算定する。