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イオン化カルシウム

ionized calcium 

分類 生化学的検査 - 電解質検査

検査コード 0355-000000
JLAC10 3H035-0000-023-261-01 
検体量 血清 0.9mL  採取容器 A1
保存条件 必凍  所要日数 3~6 
検査方法 イオン電極法  基準値 2.25~2.50    
mEq/L
実施料 26点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 イオン化カルシウム 

検体取扱・備考

pH7.4、37°Cにて測定

[検体取扱い上の注意]
血液凝固後、速やかに血清分離し凍結保存してください。

臨床的意義

・カルシウムは、生体内で最も多量に存在する無機物です。その99%以上は骨や歯などに存在し、残りの1%は細胞内に存在します。血清中のカルシウムはわずか0.1%です。
・血清中のカルシウムは、約1/2 が遊離したイオン化カルシウムとして、残りはアルブミンと結合しています。
・イオン化カルシウムは機能上重要で、血液凝固、酵素の活性化、筋収縮、神経刺激伝導系などに必須です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:原発性副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍、ビタミンD中毒、ビタミンA中毒、サルコイドーシス、Addison 病、結核、甲状腺機能亢進症
・異常低値:副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、慢性腎不全、悪性腫瘍骨形成性転移、急性膵炎

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 カルシウム及びイオン化カルシウムを同時に測定した場合には、いずれか一方についてのみ所定点数を算定する。

包括など 生化学的検査(I)〔血液化学検査〕包括    
管理料,他 手術前医学管理料   手術後医学管理料