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肝細胞増殖因子(HGF)

hepatocyte growth factor 

分類 免疫血清学的検査 - その他

検査コード 0450-000000
JLAC10 4Z315-0000-023-023-01 
検体量 血清 0.2mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 3~8 
検査方法 EIA法  基準値 0.39 以下    
ng/mL
実施料 227点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 肝細胞増殖因子(HGF) 

臨床的意義

・肝細胞増殖因子(HGF)は、肝細胞再生の背景にある細胞増殖因子として発見されました。
・肝細胞の最も強力な増殖因子であることが知られていますが、肝臓以外の、腎臓、脾臓、肺など多くの臓器で産生されており、器官再生促進作用を有しています。
・血清HGFは急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変など種々の肝疾患で高値となりますが、特に劇症肝炎では著明に高く鑑別に有用です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:種々の肝疾患、特に劇症肝炎(死亡例>生存)、腎移植後拒絶反応、腎不全、肺炎、膵炎、悪性腫瘍、動脈硬化、急性心筋梗塞等

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 肝細胞増殖因子(HGF)はELISA法により、肝炎にて劇症化が疑われる場合又は劇症肝炎の経過観察に用いた場合に限り算定する。