臨床検査項目の検索結果
γ-アミノ酪酸(GABA)
gamma-aminobutyric acid, plasma
分類 | - |
検査コード | 0603-000000 |
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JLAC10 | 3C050-0000-022-204-01 |
検体量 | 血漿 1.0mL | 採取容器 | H2 |
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保存条件 | 必凍 | 所要日数 | 8~16 |
検査方法 | HPLC法 | 基準値 |
120~210
pmol/mL |
実施料 | 279点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅱ)(144点) |
保険収載名 | アミノ酸 イ 1種類につき |
検体取扱・備考
[検体採取上の注意]
H2容器に採血し、よく混和させた後、直ちに血漿分離し、血漿をA2容器に移し替えて凍結保存してください。
臨床的意義
・γ-アミノ酪酸は、抑制性の作用を有するアミノ酸神経伝達物質です。
・血漿中のGABA濃度は中枢神経系由来・末梢臓器におけるGABAの産生と、肝でのGABA代謝を反映します。
・髄液中のGABA濃度は脳内のGABA濃度を反映しており、中枢神経系神経症状、精神症状出現時などに測定されます。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:肝性脳症、急性肝疾患、慢性肝障害(肝硬変)
・異常低値:うつ病、アルコール中毒
検査値に影響を及ぼす要因
・抗痙攣剤(バルプロ酸)投与で高値傾向