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ビタミンB1

vitamin B1 (thiamine) 

分類 生化学的検査 - ビタミン検査

検査コード 0610-000000
JLAC10 3G025-0000-019-205-01 
検体量 全血 1.0mL  採取容器 BV
保存条件 必凍  所要日数 3~7 
検査方法 LC-MS法  基準値 2.6~5.8    
μg/dL
実施料 239点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 ビタミンB1 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
・遮光保存してください。

別称:チアミン 

臨床的意義

・ビタミンB1 は、水溶性ビタミンのひとつで、生体内や食品中では主としてビタミンB1(別名チアミン)と3 種類のビタミンB1リン酸エステルとして存在しています。
・ビタミンB 類は穀物の胚芽、肝臓、酵母などに水溶性物質として存在しています。
・ヒトが食物として摂取すると、ビタミンB1とそのリン酸エステル類は、消化管内の酵素の働きで全てビタミンB1 となります。
・腸管から吸収されたビタミンB1は、糖代謝系の補酵素として作用します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:ビタミンB1剤投与
・異常低値:ビタミンB1欠乏症(脚気、Wernicke 脳症)、高カロリー輸液時のビタミンB1欠乏によるアシドーシスに注意

検査値に影響を及ぼす要因

・室温・冷蔵で低値となるため、遮光・凍結保存する