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ツツガ虫病抗体 カープIgG

Rickettsia tsutsugamushi antibody, Karp immunoglobulin G 

分類 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査

検査コード 0844-000000
JLAC10 5E122-0000-023-162-05 
検体量 血清 0.2mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 4~8 
検査方法 蛍光抗体法  基準値 10 未満    
実施料 203点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 ツツガムシ抗体半定量 

検体取扱・備考

感染の有無はペア血清で判断します。

ツツガムシ病抗体検査一覧は別表をご参照ください。

臨床的意義

・ツツガ虫病はリケッチアに属するOrientia tsutsugamusi に感染することで起こります。
・ヒトがツツガ虫の幼虫に吸着されると、リケッチアに感染しツツガ虫病を発症します。
・ツツガ虫病の診断には、一般的に抗体価の測定が行われています。
・古典型のツツガ虫病(カトー株)は日本では東北~北陸地方の河川の流域で風土病として知
られていました。古典型は夏季に発生し、死亡率が高く、アカツツガムシによって媒介されます。
・一方、第二次大戦以後、新型のツツガ虫病(カープ株、ギリアム株など)が日本各地で発生することが明らかとなりました。新型は春あるいは秋に発生し、死亡率は低く、フトゲツツガムシとタテツツガムシによって媒介されます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常値:ツツガ虫病

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 ツツガムシ抗体半定量又は同定性は、各株ごとに算定する。