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(1→3)-β-D-グルカン

beta-D-glucan 

分類 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査

検査コード 0852-000000
JLAC10 5E151-0000-019-271-01 
検体量 全血 2.0mL  採取容器 S
保存条件 冷蔵  所要日数 3~7 
検査方法 発色合成基質法  基準値 20.0 以下
判定法:   基準値関連  
pg/mL
実施料 195点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 (1→3)-β-D-グルカン 

検体取扱・備考

[留意事項]
エンドトキシン定量との同時依頼は可能です。

臨床的意義

・ (1→3)-β-D-グルカンは、真菌の細胞壁に特異的に存在する成分で、接合菌、いわゆるムーコルを除く全ての真菌に見られます。
・深在性真菌症のマーカーとなり、スクリーニングテストとして、また、治療効果判定のために利用されます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常値:侵襲性深在性真菌症(接合菌によるものを除く。クリプトコッカスでは必ずしも高値を示さない。)

検査値に影響を及ぼす要因

・溶血により高値傾向

保険点数

注 釈 (1→3)-β-D-グルカンは、発色合成基質法、比濁時間分析法又はELISA法により、深在性真菌感染症が疑われる患者に対する治療法の選択又は深在性真菌感染症に対する治療効果の判定に使用した場合に算定する。
なお、本検査をカンジダ抗原定性、同半定量、同定量、D-アラビニトール、アスペルギルス抗原、クリプトコックス抗原半定量又はクリプトコックス抗原定性、アスペルギルスIgG抗体(ただし、慢性進行性肺アスペルギルス症と侵襲性肺アスペルギルス症の併存が疑われる患者に対して本検査を実施した場合を除く。)と併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。