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IgG

immunoglobulin G 

分類 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン

検査コード 0971-000000
JLAC10 5A010-0000-023-061-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 TIA法  基準値 870~1700    
mg/dL
実施料 38点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 免疫グロブリン 

臨床的意義

・IgGは、血中に存在する免疫グロブリンの中で最も多く、血清蛋白分画ではγ位の大部分を占めています。
・主に、各種の免疫抗体、感染性を失わせる中和抗体、補体活性化因子として作用しています。
・IgGは胎盤通過性を有し、胎児の感染防御を司っています。出生直後は母体由来のIgGによって成人値とほぼ等しいですが、自己産生IgGは少量であるため生後3~4 か月で最低となります。その後徐々に自己産生が増加し、5~6 歳でほぼ成人値となります。
・IgG1~IgG4のサブクラスが存在します。
・形質細胞より産生されます。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:
・多クローン性:膠原病、慢性活動性肝疾患、急性感染症(後期)、慢性感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患
・単クローン性:igG型多発性骨髄腫、形質細胞性白血病、IgG型無症候性M蛋白血症、H鎖病
・異常低値:
Bruton 型無γ-グロブリン血症、低γ-グロブリン血症、重症免疫不全症、IgG型以外の多発性骨髄腫、ネフローゼ症候群、蛋白漏出性胃腸症

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 免疫グロブリンは、IgG、IgA、IgM及びIgDを測定した場合に、それぞれ所定点数を算定する。

管理料,他 慢性維持透析患者外来医学管理料