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IgA

immunoglobulin A 

分類 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン

検査コード 0972-000000
JLAC10 5A015-0000-023-061-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 TIA法  基準値 110~410    
mg/dL
実施料 38点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 免疫グロブリン 

臨床的意義

・IgAは、成人では血中に存在する免疫グロブリンの約10%を占めています。
・形質細胞より産生されます。
・ほとんど単量体ですが、二量体の分泌型IgAとしても存在し、唾液、涙液、鼻汁、気道・消化管分泌液、乳汁などの分泌液中に高濃度で存在し、局所免疫の中心として、感染防御や食物アレルギーの予防にも役立っています。
・胎盤通過性はありませんので、出生直後はごく微量で、生後6ヵ月頃から徐々に産生され、思春期までにほぼ成人値となります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:
・多クローン性: 慢性肝炎、膠原病、IgA腎症、Wiskott-Aldrich症候群、慢性感染症、悪性腫瘍
・単クローン性:IgA型多発性骨髄腫、形質細胞性白血病、IgA型無症候性M蛋白血症、H鎖病
・異常低値:Bruton型無γ-グロブリン血症、選択的IgA欠損症、IgA型以外の多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、サルコイドーシス、毛細血管拡張型運動失調症、分類不能型免疫不全症、ネフローゼ症候群、ステロイド剤連用

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 免疫グロブリンは、IgG、IgA、IgM及びIgDを測定した場合に、それぞれ所定点数を算定する。

管理料,他 慢性維持透析患者外来医学管理料