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IgM

immunoglobulin M 

分類 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン

検査コード 0973-000000
JLAC10 5A020-0000-023-061-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 TIA法  基準値 男:33~190
女:46~260    
mg/dL
実施料 38点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 免疫グロブリン 

臨床的意義

・IgMは、成人では全免疫グロブリンの約5~10%を占めます。
・形質細胞より産生されます。
・胎盤通過性はありませんので、出生直後はごく微量で、生後3 か月頃から徐々に産生され、1歳すぎでほぼ成人値となります。
・IgMは、抗原刺激により最初に産生される免疫グロブリンです。・感染が成立すると、まずIgMが産生されます。慢性化するに従いIgG、IgAが増加し、IgMは数週間で消失します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:
・多クローン性:肝疾患、感染症初期、膠原病、高IgM症候群、B細胞性白血病
・単クローン性:原発性マクログロブリン血症、μ鎖病、Schnitzler 症候群、IgM型無症候性M蛋白血症
・異常低値:Bruton 型無γ-グロブリン血症、原発性免疫不全症候群、選択的IgM欠損症、Wiskott-Aldrich 症候群、慢性感染症、自己免疫疾患、蛋白漏出性胃腸症

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 免疫グロブリンは、IgG、IgA、IgM及びIgDを測定した場合に、それぞれ所定点数を算定する。
管理料,他 慢性維持透析患者外来医学管理料