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尿中免疫電気泳動(尿中BJP同定)
immunoelectrophoresis, urine
分類 | - |
検査コード | 1192-000000 |
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JLAC10 | 5A145-0000-001-086-49 |
検体量 | 尿 2.0mL | 採取容器 | U1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 6~10 |
検査方法 | 免疫固定法 | 基準値 | |
実施料 | 201点 | 判断料 | 免疫学的検査(144点) |
保険収載名 | Bence Jones蛋白同定(尿) |
臨床的意義
・ベンスジョーンズ蛋白は、単クローン性に産生された免疫グロブリンの軽鎖(κ型、λ型)であり、分子量が小さいため尿中に排泄されます。
・通常の蛋白は加熱すると凝固しますが、BJPは加熱すると40℃で混濁、60℃で凝固しますが、100℃で再溶解するという特異な熱凝固性を示します。
・形質細胞・B細胞の腫瘍性疾患などで産生されるM蛋白とともに、あるいは単独で検出されます。
・BJPの同定は、免疫電気泳動で、いずれの抗重鎖特異抗血清と反応せず、抗κ型、抗λ型特異抗血清のいずれか1 つのみ反応するのを確認します。
異常値を示す主な疾患・状態
多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、原発性アミロイドーシス
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし