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尿アルブミン定量

albumin, urine, quantitative 

分類

検査コード 1220-000000
JLAC10 3A015-0000-004-061-01 
検体量 蓄尿 1.0mL  採取容器 U1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 TIA法  基準値 30.0 未満    
mg/day
実施料 99点 判断料 尿・糞便等検査(34点) 
保険収載名 アルブミン定量(尿) 

検体取扱・備考

 

臨床的意義

・尿中アルブミンは、尿蛋白の主成分です。
・健常人ではごくわずかに見られますが、腎糸球体の障害、機能低下に伴い血中から漏れ出て尿中排泄量が増加します。主に糖尿病性腎症の早期発見のために測定します。
・試験紙法では検出感度が十分でなく、尿中アルブミン量が健常人の10~20 倍になってはじめて検出されますが、実際はそれ以前のアルブミンの微増の時期に糖尿病の管理と治療を行うことが重要です。
・糖尿病性腎症の早期診断基準では30~299mg/g・CRE であれば微量アルブミン尿と診断します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:糖尿病性腎症、妊娠高血圧症候群、運動負荷、発熱、尿路感染、原発性糸球体疾患(糸球体腎炎、ネフローゼ症候群)

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 アルブミン定量(尿)、トランスフェリン(尿)及びⅣ型コラーゲン(尿)は、糖尿病又は糖尿病性早期腎症患者であって微量アルブミン尿を疑うもの(糖尿病性腎症第1期又は第2期のものに限る。)に対して行った場合に、3月に1回に限り算定できる。なお、これらを同時に行った場合は、主たるもののみ算定する。