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β2-マイクログロブリン(β2MG) 血清
beta2-microglobulin, serum
分類 | 免疫血清学的検査 - 血漿蛋白関連検査 |
検査コード | 1241-000000 |
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JLAC10 | 5C065-0000-023-062-01 |
検体量 | 血清 0.6mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 1~3 |
検査方法 | ラテックス凝集法 | 基準値 |
0.9~2.0
mg/L |
実施料 | 98点 | 判断料 | 免疫学的検査(144点) |
保険収載名 | β2-マイクログロブリン |
検体取扱・備考
臨床的意義
・β2-マイクログロブリンは、分子量約1.2万の低分子量蛋白です。
・全ての有核細胞の細胞膜表面に広く分布しており、腎糸球体を通過し、近位尿細管で再吸収され分解されます。健常人ではごくわずかしか尿中に排泄されません。
・尿細管に障害があると、尿中への排出が多くなり尿中濃度が高値となります。
・腎機能の低下で糸球体での濾過が低下すると血清濃度が上昇します。
・悪性腫瘍や、炎症性疾患ではこれらの細胞から過剰産生され、血清濃度が上昇し、腎の許容量を超えた場合は尿中濃度も上昇します。
・尿中β2-マイクログロブリンの評価は、血中濃度の増加の有無と、尿細管吸収能を総合的に評価する必要があります。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:血液透析、腎機能不全、悪性腫瘍(特に多発性骨髄腫、リンパ系腫瘍)、自己免疫疾患、炎症性疾患
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし
保険点数
管理料,他 | 慢性維持透析患者外来医学管理料 |
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