臨床検査項目の検索結果
血液型不適合
blood group incompatibility
分類 | 免疫血清学的検査 - 免疫血液学検査 |
検査コード | 1308-000000 |
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JLAC10 | 5H030-0000-018-101-49 |
検体量 | 全血 5.0mL | 採取容器 | A2 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 5~7 |
検査方法 | DTT処理法 | 基準値 | |
実施料 | 0点 | 判断料 | なし |
検体取扱・備考
[留意事項]
・他の項目との重複依頼は避けてください。
・子供及び夫のABO式血液型を明記してください。
・全血のまま採血当日中にご提出ください。
臨床的意義
・新生児溶血性疾患は、児の血液型のうち、母親が保有していない抗原に対する免疫同種抗体が母親側に産生され、胎盤を通過して児に移行した結果、抗原-抗体反応による溶血を生じるために発症します。
・多くは、Rh型およびABO型の母児間血液型不適合によりますが、特にRh(D)によるものは重症度が高いので重要です。
・血液型不適合妊娠検査には、以下の項目が含まれます。
<出生前の検査>
① 母親の血液型検査:もしRh(D)陰性なら、父親のRh(D)を調べておく
② 母親の抗体スクリーニング:陽性であれば、抗体同定用パネル血球を用いて不規則抗体を同定する
③ Rh(D)陰性の妊婦:抗D抗体の有無を調べる。陽性の場合は、間接クームス試験
を用いて抗体価の推移を把握しておく
④ 新生児溶血性疾患が強く疑われる場合:羊水を採取しビリルビン様物質を測定する
<出生後の検査>
① 新生児の血液型検査
など
異常値を示す主な疾患・状態
血液型不適合妊娠、新生児溶血性疾患
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし