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尿素呼気試験(ユービット)

urea breath test 

分類 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査

検査コード 1330-000000
JLAC10 6Z100-0000-099-273-51 
検体量 呼気  採取容器 9A
保存条件 常温  所要日数 2~4 
検査方法 赤外分光法  基準値 ⊿13CO2:2.5 未満    
実施料 70点 判断料 微生物学的検査(150点) 
保険収載名 尿素呼気試験(UBT) 

検体取扱・備考

検体の採取方法は別表をご参照ください。

参考資料

臨床的意義

・消化性潰瘍(胃潰瘍と十二指腸潰瘍)の大半は、ヘリコバクター・ピロリ感染によることがわかっています。このために、消化性潰瘍の治療に当たっては、ヘリコバクター・ピロリの感染診断と除菌治療後の結果確認のために、その存在を確認する検査が必要です。
・そのための検査には主に下記の6種類があります。それぞれ特徴があり、場合に応じて適切なものを選択して実施します。
①迅速ウレアーゼ試験
②鏡検法
③培養法
④尿素呼気試験
⑤抗ヘリコバクター・ピロリ抗体測定
⑥便中ヘリコバクター・ピロリ抗原測定
・特に、除菌治療後の確認のための検査には、尿素呼気試験あるいは便中抗原が有用であるとされています。(日本ヘリコバクター学会ガイドライン2009 より)

異常値を示す主な疾患・状態

・異常値:ヘリコバクター・ピロリ感染症

検査値に影響を及ぼす要因

・除菌治療終了直後、ないし、静菌作用のある薬剤を服用している場合、偽陰性になる可能性あり

保険点数

注 釈 ヘリコバクター・ピロリ抗体、ヘリコバクター・ピロリ抗体、糞便中ヘリコバクター・ピロリ抗原、迅速ウレアーゼ試験、尿素呼気試験について
当該検査を含むヘリコバクター・ピロリ感染診断の保険診療上の取扱いについては「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」(平成12年10月31日保険発第180号)に即して行うこと。

「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」は、参考資料をご参照ください。