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水痘・帯状ヘルペスウイルス抗体(VZV) IgM
varicella-zoster virus antibody, immunoglobulin M, serum
分類 | 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査(ウイルス) |
検査コード | 1518-000000 |
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JLAC10 | 5F193-1432-023-023-32 |
検体量 | 血清 0.4mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 3~6 |
検査方法 | EIA法 | 基準値 |
0.80 未満(-) 判定基準: 基準値関連 |
実施料 | 200点 | 判断料 | 免疫学的検査(144点) |
保険収載名 | グロブリンクラス別ウイルス抗体価(1項目当たり)(IgM型水痘・帯状疱疹ウイルス抗体) |
検体取扱・備考
参考資料
臨床的意義
・水痘・帯状ヘルペスウイルスの初感染によるものが水痘(水疱瘡)であり、治癒後知覚神経節に潜伏感染したウイルスが再活性化した病像が帯状疱疹です。
・水痘罹患者は主に小児で、抗体陽性率は3~4歳頃より高くなり、10歳時でほぼ100%となります。
・本検査は、水痘・帯状ヘルペスウイルスに対する抗体をEIA法を用いてIgM抗体を検出する血清学的検査です。
・EIA法では、発疹出現後1週間以内にIgM抗体が上昇し1~2週間でピークとなり、2ヶ月程度で下降します。IgG抗体は1週後位から上昇し、2~4週後ピークとなり徐々に下降しますが、抗体価は長期間維持されます。
・再活性化である帯状疱疹では発症時より高いIgG抗体価を示し、IgM抗体価の上昇率は低いです。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常値:水痘・帯状疱疹、水痘・帯状ヘルペスウイルス不顕性感染
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし
保険点数
注 釈 | グロブリンクラス別ウイルス抗体価は、下記の項目のウイルスのIgG型ウイルス抗体価又はIgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。ただし、ヒトパルボウイルスB19 は、紅斑が出現している15 歳以上の成人について、このウイルスによる感染症が強く疑われ、IgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。 ヘルペスウイルス 風疹ウイルス サイトメガロウイルス EBウイルス 麻疹ウイルス ムンプスウイルス ヒトパルボウイルスB19 水痘・帯状疱疹ウイルス 同一ウイルスについてIgG型ウイルス抗体価及びIgM型ウイルス抗体価を測定した場合にあっては、いずれか一方の点数を算定する。 ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)と併せて測定した場合にあってはいずれか一方の点数を算定する。 同一検体についてグロブリンクラス別ウイルス抗体価を行った場合は2項目を限度として算定する。 |
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