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EBウイルス抗体(EBV) 抗EBNA  【FA法】 髄液

Epstein-Barr virus-nuclear antibody, CSF 

分類 免疫血清学的検査 - 感染症関連検査(ウイルス)

検査コード 1729-000000
JLAC10 5F204-1430-041-162-05 
検体量 髄液 0.4mL  採取容器 U2
保存条件 冷蔵  所要日数 3~7 
検査方法 FA法  基準値 1 未満    
実施料 79点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(1項目当たり)(EBウイルス) 

検体取扱・備考

EBウイルス抗体検査一覧は別表をご参照ください。

参考資料

臨床的意義

・EBウイルスに対する抗体は健康成人の80~90%が保有しています。
・伝染性単核症は、EBウイルスの初感染により発症します。
・その後は中和抗体が出現し、終生免疫としてEBウイルスの外来性感染を防御します。
・ときに、慢性EBウイルス感染症や、いったん感染潜在したEBウイルスが再活性化の過程でB細胞性リンパ腫、Burkittリンパ腫、上咽頭癌などを引き起こすことがあります。

異常値を示す主な疾患・状態

・陽性を示す疾患・状態:伝染性単核症初感染回復後・既往感染、Burkittリンパ腫、上咽頭癌

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)は、治療上必要な場合に行うものとし、次に揚げるものを当該検査の対象とする。

アデノウイルス コクサッキーウイルス サイトメガロウイルス EBウイルス エコーウイルス ヘルペスウイルス インフルエンザウイルスA型 インフルエンザウイルスB型 ムンプスウイルス パラインフルエンザウイルスI型 パラインフルエンザウイルスII型 パラインフルエンザウイルスIII型 ポリオウイルスI型 ポリオウイルスII型 ポリオウイルスIII型 RSウイルス 風疹ウイルス 麻疹ウイルス 日本脳炎ウイルス オーム病クラミジア 水痘・帯状疱疹ウイルス

ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)に当たって、同一検体について同一ウイルスに対する複数の測定方法を行った場合であっても、所定点数のみを算定する。

同一検体についてウイルス抗体価の測定を行った場合は、8項目を限度として算定する。