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マラリア原虫

malaria smear, blood 

分類 血液学的検査 - 原虫検査

検査コード 1934-000000
JLAC10 2A400-0000-017-723-11 
検体量 全血 2.0mL/未固定標本 1~2枚  採取容器 B R
保存条件 全血:冷蔵 未固定標本:常温  所要日数 2~4 
検査方法 鏡検法  基準値 (-)    
実施料 40点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 血中微生物検査 

検体取扱・備考

採取容器 全血:B、未固定標本:R

熱発作後5~6時間後に採血してください。

臨床的意義

・マラリア原虫は蚊(シナハマダラカ)に媒介されて感染します。
・ヒトに感染するのは、熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、卵形マラリア、四日熱マラリアの4種類です。わが国では、ほとんどが輸入感染症です。
・マラリアは、人体内では無性生殖し、蚊の体内では有性生殖します。
・蚊に刺されたときにスポロゾイドが血液中に入り肝臓に達し、肝細胞内で分裂体となり多数のメロゾイドが形成されて放出され赤血球に侵入します。
・赤血球内に侵入したメロゾイドは栄養体→分裂体→メロゾイドとなり、赤血球を破壊して次の赤血球に侵入します。このときに発熱します。
・本検査はマラリア原虫に感染した赤血球の有無を調べるための末梢血のギムザ染色の鏡検です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常値:マラリア原虫感染症

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし