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赤血球沈降速度(ESR)
erythrocyte sedimentation rate
分類 | 血液学的検査 - その他 |
検査コード | 1942-000000 |
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JLAC10 | 2Z010-0000-019-096-00 |
検体量 | 全血 1.6mL | 採取容器 | L |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 1~2 |
検査方法 | Westergren法 | 基準値 |
男:1hr値 1~ 7 女:1hr値 3~11 mm |
実施料 | 9点(院内) | 判断料 | 血液学的検査(125点) |
保険収載名 | 赤血球沈降速度(ESR) |
検体取扱・備考
2時間値の検査コード:1945(国際標準法では1時間値が推奨されております。)
臨床的意義
・赤血球沈降速度(ESR)は、抗凝固剤添加静脈血液をガラス管ないしプラスチック管に入れて垂直に立て、赤血球の沈降する速度を、沈降でできた上清の血漿の長さで示します。
・ESRは炎症の広さや炎症産物の吸収に関係します。
・炎症の診断には初期に上昇するCRPとの併用が有意ですが、膠原病などの経過観察にはESRの方が重要な場合があります。
異常値を示す主な疾患・状態
・亢進:急性・慢性感染症(ウイルス性以外)、炎症性疾患、膠原病、急性心筋梗塞、急性白血病、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、その他の悪性腫瘍、貧血、ネフローゼ症候群、肝硬変など
・遅延:赤血球増加症、播種性血管内凝固症候群(DIC)、低または無フィブリノーゲン血症、脱水など
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし
保険点数
注 釈 | 赤血球沈降速度(ESR)は当該検査の対象患者の診療を行っている保険医療機関内で実施した場合にのみ算定できるものであり、委託契約等に基づき当該保険医療機関外で実施された検査の結果報告を受けるのみの場合は算定できない。ただし、委託契約等に基づき当該保険医療機関内で実施された検査について、その結果が当該保険医療機関に速やかに報告されるような場合は、所定点数により算定する。 |
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