臨床検査項目の検索結果
プロトロンビン値(PT)
prothrombin time
分類 | 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査 |
検査コード | 1981-000000 |
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JLAC10 | 2B030-0000-022-311-51 |
検体量 | 血漿 0.3mL | 採取容器 | C |
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保存条件 | 凍結 | 所要日数 | 1~2 |
検査方法 | Quick一段法 | 基準値 |
INR(国際標準比):0.90~1.26 活性値:70~120% 基準値関連 |
実施料 | 18点 | 判断料 | 血液学的検査(125点) |
保険収載名 | プロトロンビン時間(PT) |
検体取扱・備考
[検体取扱い上の注意]
・採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。
・採血時の組織液混入により、まれに高値傾向を示します。
臨床的意義
・プロトンビン値(PT)は、外因系および共通系の凝固因子活性を総合的に把握する検査です。
・検査結果の報告についてはいくつかの表記法があります。このうちファルコでは下記の3種類の表記法を用いています。
① 秒数:基本となる表記です。
② INR(international normalized ratio):WHOの標準PT試薬を基準として、メーカー各社の試薬をISI(international sensitivity index)で標準化し、国際的に互換性のある表記です。INR=(被検血漿の測定値/正常対照)ISI
③ 活性値:正常対照(=100%)の希釈系列から検量線を作成し、被検血漿の測定値を%に変換するものです。
・PTは、外因系凝固因子(Ⅶ因子)、共通系凝固因子(Ⅹ、Ⅴ、Ⅱ、Ⅰ因子)の活性を反映します。これらの因子の量的質的異常による活性低下、あるいは上記因子に対するインヒビターの存在によりPTは延長を示します。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値(延長):外因系および共通系凝固因子の先天性欠乏症および分子異常症、ビタミンK欠乏症、線溶亢進、播種性血管内凝固症候群(DIC)、循環抗凝血素の存在、抗凝固療法(特にワルファリン)
・異常低値(短縮):臨床的意義は明らかでない
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし
保険点数
注 釈 | プロトロンビン時間(PT)とトロンボテストを同時に施行した場合は、主たるもののみ算定する。 |
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管理料,他 | 手術前医学管理料 |