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FDP 血漿

fibrin and fibrinogen degradation products 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 1989-000000
JLAC10 2B120-0000-022-062-01 
検体量 血漿 0.3mL  採取容器 C
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ラッテクス凝集反応  基準値 5.0 以下    
μg/mL
実施料 80点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 フィブリン・フィブリノゲン分解産物(FDP)定量 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・線溶現象によって分解されたフィブリンとフィブリノーゲンの分解産物の総称が、FDP(fibrin/fibrinogen degradation products)です。
・播種性血管内凝固症候群(DIC)、血栓症の診断や血栓傾向の検出に有効な検査です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:播種性血管内凝固症候群(DIC)、凝固亢進を招く疾患(敗血症、ショック、悪性腫瘍、白血病、産科疾患、溶血、大手術、熱傷、Kasabach-Merritt 症候群、大動脈瘤、臓器移植時の拒絶反応など)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUS)、血栓症、心房細動、肝硬変症、腹水・胸水貯留、皮下出血、筋肉内血腫、線溶療法施行時

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし