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凝固第Ⅹ因子活性  

coagulation facter X 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 2002-000000
JLAC10 2B410-0000-022-311-31 
検体量 血漿 0.3mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~8 
検査方法 ヒト欠乏血漿による補正法(凝固一段法)  基準値 58.0~200.0    
実施料 223点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 凝固因子(第Ⅱ因子,第Ⅴ因子,第Ⅶ因子,第Ⅷ因子,第Ⅸ因子,第Ⅹ因子,第ⅩⅠ因子,第ⅩⅡ因子,第ⅩⅢ因子) 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・凝固第Ⅹ因子は、肝臓で合成されるビタミンK依存性凝固因子の一つで、内因系・外因系両凝固機序の共通部分に位置する凝固因子です。
・内因系では活性化第Ⅸ因子-リン脂質-活性化第Ⅷ因子-カルシウムイオン複合体により、外因系では組織因子-活性化第Ⅶ因子-カルシウムイオン複合体により活性化を受けます。
・活性化された凝固第Ⅹ因子は、活性化第Ⅹ因子-リン脂質-活性化第Ⅴ因子-カルシウムイオン複合体を形成し、プロトロンビンをトロンビンに転換します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:血液凝固亢進状態(妊娠後期、経口避妊薬内服)
・異常低値:先天性(先天性第Ⅹ因子欠乏症、先天性第Ⅹ因子欠乏症の保因者)、後天性(重症肝実質障害(肝硬変など)、ビタミンK不足(新生児メレナ、胆管閉塞、経口抗凝血薬治療など)、播種性血管内凝固症候群(DIC)、第Ⅹ因子に対する抗体(アミロイドーシス))

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数