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フォンウィルブランド因子活性

von Willebrand factor activity (ristocetin cofactor) 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 2006-000000
JLAC10 2B480-0000-022-316-31 
検体量 血漿 0.3mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~8 
検査方法 固定血小板凝集法  基準値 50~150    
実施料 126点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 von Willebrand因子(VWF)活性 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
・採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・フォン・ヴィレブランド因子は、損傷を受けた血管内皮細胞下組織に、血小板が粘着・凝集する際に両者を接着さ
せる分子糊として働く血漿蛋白です。
・また、凝固第Ⅷ因子安定化のキャリア蛋白として働きます。
・本検査は止血機能検査のひとつです。
・先天性の止血異常としては最も頻度が高いvon Willebrand 病の診断や、血小板機能異常や、第Ⅷ因子低下時の鑑別診断・病態評価に用いられます。
・血小板を凝集させる生物活性を測定するものです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:腎疾患(紫斑病性腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎炎など)、川崎病急性期、慢性肝炎、非代償性肝硬変、運動負荷、妊娠
・異常低値:von Willebrand 病

検査値に影響を及ぼす要因

・血液型O 型の場合、生理的に25~35%低値を示すため、血液型を考慮して判定

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