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凝固抑制第VIII因子

coagulation factor VIII inhibitor 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 2008-000000
JLAC10 2B460-0000-022-311-01 
検体量 血漿 1.0mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~8 
検査方法 ベセスダ法  基準値 1.0 以下    
ベセスダU/mL
実施料 144点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 凝固因子インヒビター 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
・採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・凝固抑制第Ⅷ因子は、第Ⅷ因子に対する自己抗体です。
・先天性血友病A患者の治療には第Ⅷ因子の補充療法を行いますが、これが外来抗原刺激となって、第Ⅷ因子に対する抗体が産生されます。
・血友病A患者の5~10%に発生し、いったん発生すると相当長時間存在し、また力価が減少していても再び抗原刺激を受けると抑制物質の力価が上昇するので、出血発作に対する治療上重大な問題となります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:補充療法を施行した血友病A患者の一部(稀に全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、大水疱性皮膚炎、ペニシリンアレルギー、大量輸血、出産後の女性そして基礎疾患のない高齢者で認められる場合あり)

保険点数

注 釈 凝固因子インヒビターは、第VIII因子又は第IX因子の定量測定を行った場合に、それぞれの測定1回につきこの項で算定する。
包括など 血液学的検査〔出血・凝固検査〕包括