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凝固抑制第IX因子

coagulation factor IX inhibitor 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 2009-000000
JLAC10 2B470-0000-022-311-01 
検体量 血漿 1.0mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~8 
検査方法 ベセスダ法  基準値 1.0 以下    
ベセスダU/mL
実施料 144点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 凝固因子インヒビター 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
・採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・凝固抑制第Ⅸ因子は、第Ⅸ因子に対する抗体です。
・血友病B患者の治療には第Ⅸ因子の補充療法を行いますが、これが外来抗原刺激となって、第Ⅸ因子に対する抗体が産生されます。
・血友病B患者の約2.5%に見られており、発生例は第Ⅸ因子遺伝子に欠失のあるものが多いとされています。
・この凝固抑制第Ⅸ因子については十分明らかではありません。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:補充療法を施行した血友病B患者の一部(極めて稀に膠原病や分娩後に発生を見たとの報告あり)

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 凝固因子インヒビターは、第VIII因子又は第IX因子の定量測定を行った場合に、それぞれの測定1回につきこの項で算定する。
包括など 血液学的検査〔出血・凝固検査〕包括